先日、5月最後の日に、故郷の文化会館の一室で、亡き母のお別れ会が開かれました。
本当に内々のささやかな集いでしたが、実に楽しい会となりました。
この世よりもっと素晴らしい場所、神様の元に行ったのだというキリスト教の考えは素敵だと思いました。
内輪だけとは言え、普段は集まることのない兄弟姉妹。
そこに出席した誰もが、その体験にワクワクさえしていました。
会場も用意されているものではなかったので、自分たちで形を整えて後片付けも自分達で。
亡き母を懐かしんでスピーチをして讃美歌を歌って、少し談笑して、「じゃあまたね!」と別れました。
誰一人として涙は流しておらず、「感傷的」が嫌いだった母らしい会でした。
ただ・・・。
私の奥底には言いしれぬ寂しさがあって、それは動かし難い事実です。
ある人が言いました。
「亡くした人への悲しみはなくなったりしない。
ただ、その間隔は徐々に空いていく。」
そうですね。
思い出してしんみりしたっていいんですよね?
むしろ覚えていることが、彼らへの供養なのかもしれないなぁと思ったりします。
そして、残った者は前を向いて生きていく。
それが大事なんですよね?
気付けば6月になっていて。
お母さんがよく作ってくれた梅シロップ、挑戦しようと思っています。