好みの違い
おはようございます。
先週の金曜日にはまだ五分咲きだった市内の桜が、昨日用事で出掛けた時に、車窓からみたら見事な満開を迎えていました。
早いですね、桜が咲く速度は。
そして散るのも…。
その儚さゆえに人は桜の季節になると、心がザワザワして思わず外に出ずにはいられなくなるのでしょう。
桜が散ってしまったら、今度はシャクナゲですね。
実は、先日の美杉で人家の軒先に美しいシャクナゲが咲いていて、こっそりカメラに収めさせて頂いたのでした。
本当のこと言うと、私はこういう人工的な花に興味がありません。
人知れず野に咲いている小さな野花たちの方に惹かれます。
思いもかけないところで、ホトケノザやヒメオドリコソウの群生に出会うと、
「ああ、あなた達そんなところに居たのね」
と話しかけたい気持ちになります。
一方、お義母さんは人工的な花が大好きです。
鉢にもパンジーやジュリアンなどを植えたがる。
それはごくフツーのことで、私のように野花に愛情を感じる方が珍しいのでしょう。
申し訳ないな、と思うのはこういう決定的な好みの違いです。
どうしても、誘ってあげられないまま来てしまいました。
「シャクナゲ観に行こうか?」
「牡丹が綺麗だそうよ」
「ツツジ観に行こうか?」
と心から言ってあげたことがなく、結局あまり行けていません。
そうこうしているうちに、義母さんは年を取ってしまい、足が弱って花見に連れて行こうにも行けなくなってしまいました。
人目を凄く気にする方なので、車椅子というわけには行きません。
どうにも申し訳なく、でも仕方がないとも思うのでした。
今日はお義母さんを連れてホームセンターに行って来ます。
「ジュリアンが欲しい」と言うので…。
このお付き合いさえ私の中では「百歩譲って…」という心境なのです。
冷たい嫁でごめんなさいね。。